自動巻き腕時計を身に着けていなくても巻き上げてくれる、便利なワインディングマシーン。
ワインダーと呼ぶこともあります。
近年は、時計収納やディスプレイの機能も兼ね備えた”ワインディングマシーンとしても使える収納ケース”の種類が豊富になってきましたが、2000年以降に一般化した新しい機器であり、多種多様な製品が出回っているので、技術面で信頼できる商品を選ぶことが大切です。
今回はワインディングマシーンの選び方や、ワインディングマシーンとしても使えるおすすめの収納ケースをまとめてご紹介します。
2020.03.13
自動巻き腕時計を身に着けていなくても巻き上げてくれる、便利なワインディングマシーン。
ワインダーと呼ぶこともあります。
近年は、時計収納やディスプレイの機能も兼ね備えた”ワインディングマシーンとしても使える収納ケース”の種類が豊富になってきましたが、2000年以降に一般化した新しい機器であり、多種多様な製品が出回っているので、技術面で信頼できる商品を選ぶことが大切です。
今回はワインディングマシーンの選び方や、ワインディングマシーンとしても使えるおすすめの収納ケースをまとめてご紹介します。
自動巻き腕時計は毎日身に着けて使用すればずっと快適に使い続けることができますが、2~3日身に着けずに置くと止まってしまいます。
複数の時計を持っている人の場合、時々使用する自動巻き腕時計については、自宅で定期的に巻き上げをするか、使用するときに巻き上げと日付・時計合わせをすることになります。
この煩わしさを解消してくれるのがワインディングマシーン(ワインダー)です。
ワインダーに装着しておけば、時計に振動や回転を与えてローター巻き上げが行われ、毎日使用しているのと同じ状態を保てます。
ワインディングマシーンを選ぶときに最も重要なのは、「右回り」「左回り」「両方向」と時計によって異なる巻き上げ方式に機械が対応しているかということです。
ワインディングマシーンには、各種の時計に対応して「右回り」「左回り」、あるいはどちらでも対応可能なタイプがあります。
手持ちの時計の巻き上げ方式がわからない場合は、ワインディングマシーンのメーカーに使用可能かどうかを事前に問い合わせて確認すれば確実です。
ワインディングマシーンには1本用のほか、複数の時計をセットできるもの、10本程度を収めることができる大容量タイプなどがあります。
数本の腕時計を持っていて、それぞれに最も合う一本用のワインディングマシーンを個別に購入するという方法もあります。
また、ワインディング機能のない時計収納スペースを兼ね備えているタイプもあります。
ワインダーという本来の機能に加えて、以下のような機能・付加価値を考慮して選びましょう。
時計を安定的にホールドして保護する、収納ケースとしての機能もチェックする必要があります。
ワインディングマシーン機能がありながらおしゃれな腕時計ケースに見えるもの、メカニカルなデザインのものなど様々な種類があり、5000円程度から数百万円までと価格帯も幅広くなっています。
素材は樹脂・木・革などがありますが、室内のインテリアとの調和を考えて選びましょう。
一般的にはACアダプターを使用することが多いですが、乾電池式のもの、両方を使用できるものがあります。
常に使い続けるものなのでAC電源の方が使いやすいですが、乾電池式であればクローゼットや金庫などに置くこともできます。
利用シーンに合うよう電源タイプかどうか、事前に確認して購入しましょう。
「ワインダー付きケースを購入して時計をセットしてみたが巻き上げされない」「ワインディングマシーンが購入してまもなく故障した」などはよくあるトラブル事例です。
大切な高級腕時計を安定的に保管するための機器ですから、技術に信頼がおける、実績があるブランド、メーカーの製品を選びましょう。
それでも機械なので使用し続けているうちに不具合が生じてくることはあるので、保証期間だけでなく、保証期間後のアフターケア体制についてもチェックします。
時計のプロとして80年の老舗・五十君商店がセレクトした、安心して使用できるワインディングマシーンを、「おしゃれ」「大容量」などのカテゴリ別にご紹介します。
価格・デザイン・機能とすべてに納得感があり、初めてワインディングマシーンを購入する方にもおススメできる品からご紹介します。
販売価格 | 13,200円(税1,200円) |
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型番 | IG-ZERO105-1 |
サイズ | 148x145x160mm |
重 さ | 950g |
外装 | ブラック / 内装:ブラック |
動力 | ACアダプター |
IGIMIシリーズのなかで一番人気のワインダー。
機能性とデザイン性を兼ね備えた、リピート注文も多いロングセラーです。
IGIMIのワインディングマシーンは時計回り・反時計回り両対応なのでほぼすべての自動巻き腕時計に対応(※手持ちの時計に利用可能な心配な方は事前にお問い合わせください)。
ステッチが入りシャープな印象のブラックはどんなタイプの時計にも合わせやすい人気のモデルです。
華やかな雰囲気のブロンズは、ゴールドが入ったメタルバンドなどに合わせるのがおススメです。
販売価格 | 19,250円(税1,750円) |
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型番 | IG-ZERO106-18BK |
サイズ | 縦14.5x横14.5x高15.5cm |
重 さ | 1,100g |
外装 | ブラックカーボン柄/内装:ブラックベルべット |
動力 | ACアダプター |
スタイリッシュ&スポーティーな印象のカーボン柄。
大好評のうちに完売した前シリーズがバージョンアップして新登場しました。
どんなインテリアにも合うモダンなデザインですが、細部まで丁寧に作られていることで重厚な雰囲気も持ち合わせ、ハイグレードな腕時計にも馴染みます。
黒とグレーのバージョンがあるので時計に調和する品を選びましょう。
ワインディングマシーンは、時計との調和も吟味し、こだわって選びたい。
そんな方におススメのおしゃれな品をご紹介します。
販売価格 | 19,250円(税1,750円) |
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型番 | IG-ZERO102A-5 |
サイズ | 145X145X150mm |
重 さ | 900g |
材質 | MDF木材 |
カラー | 外装ダークブラウン/内装キャメル |
動力 | ACアダプター |
ほどよいツヤ感とナチュラルな木目の縞模様がポイント。
内装に明るいキャメルカラーを採用したことで華やかな印象となっています。
ブラウンのインテリア、シャープな印象の時計によく合います。
販売価格 | ¥17,600(税込) |
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型番 | IG-ZERO111-5 |
サイズ | 130x130x137mm |
重 さ | 880g |
外装 | 茶木目 |
内装 | ライトグレー |
動力 | ACアダプター |
IGIMIウォッチワインダーシリーズの中で最もコンパクトなモデル。
滑らかな質感と落ち着いたブラウンの色調は、どんなインテリアにも溶け込むデザインです。
性別・年代を問わず使用できます。
販売価格 | 22,000円(税2,000円) |
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型番 | IG-ZERO112-5 |
サイズ | 145x145x140mm |
重 さ | 1,020g |
外装 | バール調木目 |
内装 | ダークブラウン |
動力 | ACアダプター |
光沢のある明るいブラウンのバール模様が格調高い、上質感が際立つモデル。
お気に入りの高級時計をさらにラグジュアリーに魅せてくれそうです。
販売価格 | 35,200円(税3,200円) |
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型番 | OBI-W05523/24/25/26 |
サイズ | W107 x D145 x H147 mm |
重 さ | 800g |
巻上本数 | 1本 |
巻上方式 | ローターワインドシステム |
カラー | 赤、白、青、緑 |
動力 | 専用リチウム電池 |
世界的ワインダーブランド「オービタ」で人気のスパルタシリーズ。
置き場所を選ばないコンパクトなデザインで、豊富なカラーバリエーションから好みのモデルを選べます。
電池の消耗を最小限に抑え、電池交換なしで3年間の無料保証付きなのも魅力です。
販売価格 | 38,500円(税3,500円) |
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型番 | OBI-W05520 |
サイズ | W107 x D145 x H147 mm |
重 さ | 800g |
巻上本数 | 1本 |
巻上方式 | ローターワインドシステム |
動力 | 専用リチウム電池 |
落ち着いたカラーはデスク回りに置いてもしっくり馴染み、電池式なので金庫に入れることもできます。
販売価格 | 44,000円(税4,000円) |
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型番 | OBI-W05520CR |
サイズ | W12.3xD14.7xH10.5cm |
重 さ | 800g |
巻上本数 | 1本 |
動力 | 専用リチウム電池 |
世界のオービタ発、国産牛革を使った日本限定モデル。
ブラックの本革にクロコ型押しのボディには申し分ない重厚さでラグジュアリーな時計にぴったりです。
大切な時計を着実に巻き上げてくれる老舗メーカーならではの安心感があります。
シーンによって時計を使い分けしたい方には複数の自動巻き腕時計をセットできるワインディングマシーンが便利です。
2本~6本を一度に収納できるワインダー付き腕時計ケースをご紹介します。
販売価格 | 24,200円(税2,200円) |
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型番 | IG-ZERO107-1 |
サイズ | 150x255x165mm |
重 さ | 1600g |
巻上本数 | 2本 |
外装 | 黒合皮+イエローステッチ |
内装 | 黒ベルベット |
動力 | ACアダプター |
2本の自動巻き腕時計をセットできます。
2つの回転台はそれぞれ独立して駆動するので、違うパターンの巻き方向を選ぶことも可能。
シンプルなデザイン・コンパクト設計なので、室内の好きな場所に置いて、眺めて楽しめます。
販売価格 | 32,780円(税2,980円) |
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型番 | IG-ZERO110-1 |
サイズ | 150x365x170mm |
重 さ | 2200g |
巻上本数 | 3本 |
外装 | 黒合皮+イエローステッチ |
内装 | 黒ベルベット |
動力 | ACアダプター |
10と同じシリーズで3本収納できるモデル。
3本収納できるワインダーとしてはリーズナブルな価格設定も魅力です。
販売価格 | ¥902,000円(税82,000円) |
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型番 | OB-W70001 |
サイズ | W381 × D220 × H343mm |
重 さ | 13.15kg |
巻上本数 | 6本 |
保 証 | お買い上げから3年間 |
動力 | ACアダプター |
※海外受注生産(納期約2ヶ月程)
世界的メーカー、オービタ社「アバンティ」シリーズより、6本の時計をセットできるモデル。
イタリアの感性でデザインされ、イタリアで製造されたキャビネットのスタイリッシュな外観が、あらゆるインテリアに溶け込みます。
今まで紹介した品も高級腕時計に十分対応できるものではありますが、さらにハイグレードなモデルとして2例ご紹介します。
販売価格 | ¥129,800円(税11,800円) |
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型番 | OBI-W08580/OBI-W08560 |
サイズ | W152 x D152 x H203mm |
重 さ | 2,200g |
巻上本数 | 1本 |
巻上方式 | ローターワインドシステム |
動力 | 専用リチウム電池 |
※海外受注生産(納期約2ヶ月程)
オービタ社「シエナ」シリーズの1本用モデルです。
イタリア製らしいスタイリッシュなデザインのボックスはひとつひとつ丁寧に作られ美しい仕上がり。
同社特許取得のローターワインドシステムで電池使用、3年間保証付きです。
販売価格 | ¥7,480,000円(税680,000円) |
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型番 | OB-W70005 |
サイズ | W546 × D394 × H127mm |
重 さ | 90.7kg |
巻上本数 | 48本 |
保 証 | お買い上げから2年間 |
動力 | ACアダプター |
※海外受注生産(納期約2ヶ月程)
世界的メーカー、オービタ社「アバンティ」シリーズより、48本の時計を収納できるモデルです。
このほかに9本、12本などの本数を収納できるモデルもあります。
在庫状況はお問い合わせください。
自動巻き腕時計を巻き上げるワインダーのほかに、数は少ないですが手巻き腕時計を巻き上げるワインディングマシーンもあります。
販売価格 | ¥440,000円(税40,000円) |
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型番 | OB-W31001 |
サイズ | 129×246×198mm |
重 さ | 3.2kg |
カラー | メイプル |
付 属 | 鍵・アダプター・取り扱い説明書・保証書(2年) |
※海外受注生産(納期約2ヶ月程)
オービタ社の「センプレ」は手巻き腕時計のリューズを巻き上げるワインダーです。
アンティークな趣のある木製ボックスで、色は華やかなメイプルです。
上記の2本巻きです。こちらの色はメイプルバール。
販売価格 | ¥715,000円(税65,000円) |
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型番 | OB-W31002 |
サイズ | 129×246×198mm |
重 さ | 3.2kg |
カラー | メイプル |
付 属 | 鍵・アダプター・取り扱い説明書・保証書(2年) |
※海外受注生産(納期約2ヶ月程)
ワインディングマシーンに搭載されているのは小型のモーターで、時計を帯磁させるほどの磁力を発していません。
さらに念を入れる意味合いで、ワインディングマシーンは時計とモーターの距離を一定以上空け、磁気シールドなどを入れて設計されています。
したがって、ワインディングマシーンにセットしたために時計が帯磁してしまうという懸念は不要です。
ただし、安価なワインディングマシーンのなかには、時計の専門家なら当然行う帯磁対策がされていない品もあるかもしれません。
また、ワインディングマシーンの故障によっても時計が磁気の影響を受ける可能性があるので、故障しやすい機器も困ります。
したがって、実績ある会社が製造した、技術に定評のあるワインディングマシーンを選ぶことが大切です。
自動巻き腕時計はワインディングマシーンを使うことで常に適度に巻き上げられた状態となるので、快適に使い続けることができ、トラブルも少なくなります。
しかし、「ワインディングマシーンを使えば時計が長持ちする」という説は、正しいとは言い切れません。
ワインディングマシーンを使用して常に適度に時計が動いているのはずっと時計を止めたままという状態よりは機械の精度を保ちやすいという一面もあります。
しかし動かすことで部品が摩耗することも当然あるので「毎日動かしていれば安心」というわけではありません。
したがって、ワインディングマシーンを使用していても、定期的なオーバーホールを怠らないようにすることが大切です。